移住は難しさからの脱却だ

新型コロナの影響で移住を考える人が増えているようだ。

特にテレワークの普及で、家で仕事するなら首都圏である必要は無いためとか、仕事が減った人,、感染が怖い人、様々な理由の人が居るはずだ。

移住ブームは、今に始まったことではなく昔からあるが、昔の移住とは、我々世代のリタイア後のゆったり、のんびりした生活の事だった。

一次は、アジアのいわゆる後進国で、年金でプール付きのマンションに住めるとか、ガードマン付きの家に住めるとかでブームになった時期も有る。

そのためか海外在住の日本の高齢者は、今でもたくさんいる筈だ。

日本の今は、比較的若い子育て世代の移住が多いようで、夢の実現とか、その地域が好きだからとの理由らしいから時代は変わった。

それに、東京のゴミゴミした生活より自然豊かな所で子育てしたい人も居ると思う。

長野県とか静岡県、山梨県などが人気で、受け入れる側の制度も整っている。

農業、漁業、林業、起業する人など、若いうちからチャレンジできるのはとても羨ましい。

若い人たちは、自分の夢が、地域の活性化にもつながる事から頑張ってほしい物だ。

私のような高齢者は、どこへ住んでも生産性が有る訳でもなく、チャレンジできるわけもない。

だから地域に馴染む寛容さが必要になってくる。

私の友人で、とある関西圏に移住したが地域になじめず元に戻った人が居る。

話を聞くと、地域になじむ寛容さが足りない事が原因だと私は感じた。

地域になじむ寛容さは、へりくだったりする事ではなく、その土地の文化や慣習を受け入れる事が出来なくても、尊重しなければならない事だ。

地方にはそれぞれの文化が有り、生活などの慣習が違う事など様々な違いが有る。

その文化的な事は、我々移住者が変えることは出来ない。

我々が地域に合わせ、変わらなければならないと思うのだ。

海外のリゾート地へ移住して1年で帰って来たのもいる。

砂浜が白く美しく、海は綺麗で食べ物は美味しい、物価は安いと勇んでいったが、生活のなかで、日本人の想像できないほど大きな蚊が居て、昼夜問わず毎日が蚊との闘いだったそうだ。

美味しいはずの食べ物も毎日では飽きる。

文化的な刺激が無く、毎日がボーッとして海に入ったり、散歩をしたり。

まさに傷だらけの移住で失敗の典型的な物だ。

餞別も返してほしいが昔の事で、たぶん、このブログを見て耳が痛いと思う。

私は、移住を考えている人は、まず故郷が有れば一番に考えるべきは故郷と思う。

それは故郷の文化も慣習も知っているからだ。

其れだけで移住のハ―ドルは、ずいぶん低くなる。

故郷が自分の希望にそぐわないなら、新たに考える、それが移住を成功させる道と思う。

旅行で訪れて、ここに住みたいと思う人の多くは、自然が有り山が有り海が有りとかだと思うが、移住を真剣に考えるなら感覚的な物では少し足りない。

移住するには、移住先の相性も有ると思う。

難しいが、楽しいとか、楽しくないとかの前に普通でいられるかが一番大切な要素のような気がする。

人生、一生楽しいはずもなく、一生楽しくない筈もない。

普通に生活できる事がポイントだ。

普通の概念は難しいが、常識的である事や自分の素のような気がする。

結果的に、私は函館に移住して良かったと思っている。

愛する愚妻の故郷だからだ。

愚妻の元々の知り合いはいなくなったが、町の特徴とか慣習は知っている。

それが大切な事と思う。