大漁を祈願するイカ招き神社

イカの街函館

私の嫁の子供のころは朝5~6時ころからイカ売りの声を聞くことができたらしい。

だいたいは顔見知りのおばちゃんがリヤカーにイカ箱をたくさん積んで売りに来るそうだ。

イカ刺しが朝食のおかずとは羨ましいが、昔の函館は其れが当たり前の生活だったらしい。

近年、函館市はイカの漁獲量が激減していている。

それでも未だに函館がイカの街と言われ続けるのは昔の豊漁期の名残なのか。

2008年8924トンの漁獲量がピークに、一昨年は749トン、2020年には436トンと記録的な不漁になっている。
漁獲激減の理由は二つあって、一つは温暖化の影響と二つ目は外国船の乱獲によるものだ。
スルメイカは東シナ海で産卵し大きくなるにつれ餌を求めて北上し大和堆方面や太平洋へ回遊する。
大和堆から津軽海峡に来る頃には餌をたっぷり食べて成長し、食卓に上がる頃が一番美味しいころになる。
函館がイカの街と言われるのは、昔の豊漁期の名残と、食べ頃で美味しい事が由縁だと思う。
その美味しいイカも函館に来るまでに外国船に乱獲され、漁獲が激減していて漁獲量の最低記録を更新している。
この度、函館市内東川町に有る函館市女性センターが「イカ招き制作委員会」を発足した。

イカ招き制作委員会 | 函館市女性センター (hakodate-josen.com)

イカの漁獲が過去最低を記録したことが発足の理由で、大漁を祈願するイカ招き神社を作り「イカみくじ」や様々なグッズを作り販売する。
函館市女性センターは函館市市民部に属し、女性の福祉の増進と教養の向上や男女共同参画促進などの様々な活動する組織だ。


多くの講座や生活相談などを行っており函館市民の憩いや集いの場になっている。

イカプロジェクト発足のコンセプトは「沖縄のシーサーのように函館と言えば、どこの家にもイカ招きが飾ってあり、祈ったらイカが捕れたという伝説をつくりたい」との事、函館市民ならば諸手を上げて応援するはずだ。

スルメイカ漁は6月から始まる。本来、漁は集魚灯を付けた夜間に行われ函館の街からも望むことができるが、近年の不漁のため今年はどうなのか。

漁火の無い函館は寂しい限りだが。